CAの応用セクション

47 装置および工場設備

このセクションには、研究開発用の実験装置、工業用装置、および装置に多目的用途がある場合には、単位操作(物理的変更を含む)および単位処理(化学変更を含む)を行うための装置が含まれます。単一用途を備える装置および機器であって特定のセクションで識別可能な場合は、その該当するセクションで取り扱っています。またこのセクションには、高温、低温装置(炉や断熱装置など)、資材運搬装置(コンベヤー、容器など)、および設備用の一般建築資材も含まれています。特定範囲のアプリケーションまたは複数範囲のアプリケーションに関する定義不可能な装置および設備は、こちらに設定されています。

48 単位操作およびプロセス

このセクションには、一般的な多目的単位操作(物理変化を含む)および単位プロセス(化学変化を含む)が含まれます。特定セクションで識別可能な単位操作およびプロセスは、その該当するセクションで取り扱っています。化学工学の主題に関する実験的および理論的研究(例えば、輸送プロセス、資材処理、分離および混合プロセス、サイズの縮小と拡大、工程管理、最適化、および数学的モデリング)を含みます。設計原理および自動化も含まれます。未特定資材の火炎伝播および火炎安定はこちらに設定されていますが、特定資材の火炎研究はその該当するセクションで取り扱っています。例えば、推進剤はセクション50、化石燃料と混合はセクション51、繊維の防火加工はセクション40です。

49 産業無機化学

このセクションには、特に商業目的の無機化学の準備と精錬プロセスおよび反応が含まれます。用途が実証されている場合、用途がより制限されている無機化合物については、その用途に適したセクションで取り扱っています。例えば、ゴム生成用に製造および使用されるカーボンブラックはセクション39に、歯磨剤に使用する特殊な形態のリン酸カルシウムはセクション62、セラミック用金属酸化物はセクション57に設定されています。

50 推進剤および爆薬

このセクションには、爆薬、推進剤、焼夷物質、発火装置、およびこれら合成物を用いた装置が含まれます。
これには、点火、起爆、爆発、燃焼、および火炎の研究も含まれます。
消火器はこちらですが、防火剤または難燃剤については取り扱い資材に該当するセクションで設定されています。イオン推進はこちらですが、核推進はセクション71です。特定アプリケーション用のエアゾール噴射剤の研究は該当するセクションに設定されています。例えば、農業用殺虫剤はセクション5、食物はセクション17、潤滑剤はセクション51、化粧品はセクション62です。

51 化石燃料、派生物、および関連製品

このセクションには、化石燃料、石油、石炭の地球化学、探鉱、回収、精錬、利用に加え、次のものも含まれています:化石燃料製品およびその派生物(例えば、ガソリン、潤滑剤、アスファルト、石炭からの合成ガス)の精錬、処理、および利用。炭化水素燃料および関連製品の製造のための分析、特性、触媒、および化石燃料とその派生物の安全性。掘削流体、オイル添加剤、不凍合成物、合成潤滑剤、油圧油、切削油、および一酸化炭素と水素から生じる炭化水素燃料の製造。化石燃料の火炎研究および燃焼はこのセクションに含まれます。自動車の排出ガスおよび煙道ガスの処理は、セクション59、舗装組成物はセクション58、石油から生じる工業化学物質の製造はセクション45で取り扱っています。

52 電気化学テクノロジー、放射テクノロジー、熱エネルギーテクノロジー

このセクションでは、非化石(太陽光、海洋熱、地熱、廃熱)エネルギー源の化学的、生化学的、電気化学的、光化学的、化学工学的側面に加え、これらの発生源の回収と転換または利用、エネルギー変換装置と成分、およびエネルギー処理と貯蔵、バイオマスと有機廃棄物(発酵やガス化など)からの燃料生成、非化石エネルギー利用の安全面を取り扱っています。従来の水素製造方法は、工業的方法についてはセクション49、実験室合成はセクション78、電気分解はセクション72、化石燃料と混合はセクション51、核燃料と原子力電池はセクション71です。発電用途のない電気化学装置は、該当セクションで取り扱っています。例えば、標準セルはセクション72、自動者の排出ガス用の酸素センサーはセクション59です。

53 鉱物化学および地質化学

このセクションでは、次のような鉱物学の化学を網羅しています。火成、変成、堆積岩、堆積物、および土壌の経済地質学の形成。太陽系の宇宙化学。隕石。大気。人工降雨プロセス。地下水、温泉水、および塩水の水力地球化学、地質学的年代測定の化学的証拠。天然鉱石と合成鉱石および無機土壌成分の新しい分析技術はセクション79、天然空気成分の分析方法はセクション79または80、合成鉱石の構造はセクション75、石炭、天然ガス、石油の経済地質学はセクション51、水分化学はセクション61、農業の土壌研究はセクション19、星や銀河系のスペクトルはセクション73、宇宙論はセクション70、製造中の地熱地帯はセクション52です。

54 抽出治金

このセクションでは、金属原料の処理と選鉱、および金属固体と金属くず、廃棄物固体と液体から生じる金属の回収を扱っています。燐灰岩などの非金属鉱の処理はセクション49、石炭の処理はセクション51に設定されています。すべての金属の高炉操業はこちらで網羅していますが、回収後の鉄の鋳造と精製はセクション55です。電気分解による金属の回収および電気めっき廃水からの金属の回収はこちらで扱っています。塗装用の金属の電着は、主な関心が電気化学にある場合、セクション55、56、または72です。

55 鉄金属および合金

このセクションには、鉄、鋼鉄、鉄基合金の準備、鋳造、処理、特性、および製造を含んでいます。腐食はこちらに含まれていますが、重点が腐食プロセスの電気化学にある場合はセクション72です。金属資材またはセラミック資材を使った鉄と鉄合金の外側のコーティングはこちらに含まれていますが、プラスチックまたはセラミックの鉄のコーティングはそれぞれセクション38または57、非鉄金属基盤の鉄のコーティングはセクション56で網羅しています。鉄類の電気めっきは、関心点が電気化学プロセスにある場合はセクション72です。鉄類および鉄合金の再結晶および結晶粒成長はここに含まれますが、結晶構造の研究はセクション75に設定されています。鉄合金と非鉄合金を示す2つ以上の合金の研究はセクション56、鉄と鉄合金の分析方法はセクション79です。

56 非鉄金属および合金

このセクションでは、非鉄金属と合金(鉄50%以下)の準備、鋳造、処理、特性、および製造を含みます。鉄合金と非鉄合金を示す2つ以上の合金の研究はこちらに設定されています。非鉄金属の腐食はこちらに含まれていますが、重点が腐食プロセスの電気化学にある場合はセクション72に設定しています。金属資材またはセラミック資材を使った非鉄金属および非鉄合金のコーティングはこちらに含まれますが、プラスチックまたはセラミックの非鉄コーティングはそれぞれセクション38または57、非鉄金属の電気めっきは、関心点が電子化学にある場合はセクション72に設定されています。非鉄金属および非鉄合金の再結晶および結晶粒成長はこちらに含まれますが、結晶構造の研究はセクション75に設定されています。非鉄金属および非鉄合金の分析方法はセクション79です。人工器官および医薬品用の金属および合金はセクション63です。

57 セラミック

このセクションでは、ガラス、セラミック、グレーズ、エナメル、耐火物、粘土製品、研削材、および炭素製品の準備、組成、分析、特性、および利用が含まれます。
有機ガラスはセクション37です。原材料の研究は、関心点が地質学的に重要であり最終的な使用が付随的である場合には、セクション53です。1%以上の金属を含むメタルはセクション56です。セラミックの一部の特定利用および特性は、その他のセクションで網羅されています(例えば、63、65、75、76)。

58 セメント、コンクリート、および関連する建築材料

このセクションには、セメント、モルタル、コンクリート、および建築材料の準備、組成、分析、特性、および利用が含まれます。ここで設定する建築材料は、板、壁、断熱材、遮音材、屋根ふき材、および舗道など半完成および完成材料です。建築用化学物質および組成もここで網羅します。地盤改良はこちらに含まれますが、セクション71で扱っている放射性廃棄物以外の有害廃棄物のカプセル化と埋設はセクション60で扱っています。セメント系耐火物はセクション57、セメントに代わるモルタル、コンクリート、高分子接着剤を含む関連合成物は、セクション38です。

59 大気汚染および産業衛生

このセクションでは、大気中の汚染物質の存在、およびこれら物質の相互反応、ならびに天然に存在する物質との反応について取り扱っています。ラドン汚染を含む屋内汚染物質は、こちらに含まれます。大気と放出前の排ガスからの汚染物質の除去方法はこちらに含まれますが、代替え燃料またはエンジン改造による自動排気汚染物質の生成防止はセクション51です。自然大気現象および大気の化学はセクション53、大気降水はセクション61です。空気中の汚染物質の測定方法はこちらで網羅していますが、天然空気成分の測定分析方法はセクション79もしくはセクション80です。大気再生はセクション9です。化学産業および非化学産業における産業安全に関する研究はこちらで網羅していますが、汚染物質の毒性の対照研究はセクション4で設定しています。

60 廃棄物の処理

このセクションには、家庭、地方自治体、実験室、および工業の廃棄物や汚泥の組成、化学、処理(生物学的、化学的、および物理的)、および処分、また焼却炉の設計と操作が含まれます。放射性廃棄物の研究はセクション71です。廃棄物からの特定資材の回収およびリサイクルに関する研究は、その資材に該当するセクションで取り扱っています。例えば、廃棄物を酸洗いする溶液からの塩酸および酸化鉄の回収はセクション49、廃棄物からの金属の回復はセクション54に設定されています。

61 水

このセクションには次の項目が含まれます:自然水域と海水の化学的、物理的特性。自然水域、海水、廃水、および表面堆積物の化学分析。処理プロセス:浄化、脱塩、軟化など。家庭用および工業用の水の利用。水と接触するパイプと装置の腐食、スケーリング、汚染を防止する水処理を含む、水処理用の化学物質。大気降水、霧、雪(セクション53に設定の人工降雨を除く)。石油流出を含む水汚染。および関心が主に水源または生息地にある水生生物を含む研究。

62 精油および化粧品

このセクションでは、髪や皮膚用製品、香水、制汗剤、デオドラント剤、歯磨剤、マウスウォッシュ、および日焼け製品と日焼け止め製品など、精油とその合成物、また化粧品が含まれます。オイルに関心点のない植物組成はセクション11、構造の解明またはテルペンの合成はセクション30です。化粧品化合物の合成は該当する合成のセクション、FDとC塗料の分析はセクション17で網羅しています。

63 製薬

このセクションには、医薬品規格、薬局方、医薬品製剤、生物製剤、市販の植物医薬品製剤、補綴材料、手術用品、生命維持装置、放射性医薬品、および関連する分解、溶解度、安定性、溶解、製剤に関するバイオアベイラビリティなどの、医薬品の特性が含まれます。薬の薬理学的、代謝的、そして構造活性関連はセクション1です。市販薬を使用しない植物成分の単離はセクション11、発酵による薬物製造はセクション16、薬物の合成は該当する合成化学のセクションで網羅しています。制汗剤、デオドラント剤、歯磨剤、マウスウォッシュ、およびその他の化粧品はセクション62、純粋な形あるいは製剤中の薬物の分析はセクション64に設定されています。

64 製薬分析

このセクションでは、純粋な形または製剤処方における薬物分析を網羅しています。血液、体液、臓器、または組織中の薬物分析はセクション1、法医学分析はセクション4、食品用として承認されたFDとC塗料の分析は、セクション17です。