市場が進化し、新しくより良い製品を届け、非常に対処力の高いサポートを提供することへのプレッシャーが高まっています。組織もより効率よく運営できるように成長変化し、コラボレーションを促進して、この変化に素早く順応して行かなかければなりません。 このような進化をサポートする枠組みは固定的ではありませんが、確実で長期的な利点を示しているものにアジャイル方式があります。 事実、今ではアジャイルは至るところで目にする様になっています。
CASが110年の歴史の中で書籍の化学抄録の出版者から現代の全方位を網羅する科学情報ソリューションプロバイダに進化して来る上で、弊社のプロセスとアプローチも変化する技術、顧客ニーズ、そしてビジネスプラクティスに対応するために進化して来ました。 近年では、アジャイル方式が弊社の技術機能を超えて成功に大きく影響してきました。 一年足らずの間に、CASマーケティングがアジャイルで主にどんな恩恵を受けたのか、そしてその過程で学んだ事の中で、貴組織のチームがアジャイル手法の導入や最適化を考える際に考慮すべき点などを、以下に記します。
アジャイルとは
アジャイル方式は、2001年に某ソフトウェアエンジニアのグループがアジャイルソフトウェア開発発言を発表したのが始まりでした。そこには、ソフトウェア開発に対する基本的に新しいアプローチの4つのコアバリューが記載されています。
- プロセスとツールではなく個人との相互交流
- 包括的な書類よりも使えるソフトウェアを
- 契約交渉よりも顧客との協力を
- 計画に従うよりも変化に対応する
浸透するにはしばらく時間がかかりましたが、アジャイルは技術チームの間で成功し、2010年頃から広く採用されるようになり、ソフトウェア開発を根本から変えました。 開発とITプロフェッショナルに対する最近のアンケートでは、回答者の3分の2以上が組織内でアジャイルが主な開発方式以上として利用されていると答えています。
最近では、アジャイルがソフトウェアチームに及ぼす影響が組織機能を横断した興味を引き、今では様々な事業ユニットやプロジェクトタイプでお馴染みのかんばんボードと付箋が見られます。 事実、2017年のプロジェクトマネージメントインスティテュートのアンケートでは、70%以上の組織がプロジェクト管理にアジャイルeを使用しており、AgileSherpasとKapostが作成した2018年のState of Agile Marketing Reportでは、35%以上のマーケッターがアジャイル方式を利用していることが示されています。
老犬にでも新しい芸を教えられる
豊富な経験を持つマーケティング部長として、アジャイルを自分のところで採用するとは思ってもおらず、ましてやその提唱者になるとは想像もしませんでした。 現実に、多くのCASプロジェクトでのアジャイル採用、そして最も最近では私自身のマーケティング部門での採用が、チームと私の働き方を180度転換するほどの新しい変化をもたらしました。 よりフォーマルなブリーフィングや報告会議ではなく、スタンドアップ、スプリント、そして振り返りミーティングでチームの仕事をリアルタイムで把握できます。 1日の仕事の流れが変わるだけでなく、アジャイルが組織文化と戦略的アプローチを多くの方法で変えたことに驚き感動していますし、何より重要なのは、アジャイルがセールススタッフや顧客により多くの価値を届けている事です。
ポートフォリオの全体像が明確に
マーケティングの中で、アジャイルは弊社チームの能力とリソースニーズを理解し追跡するのを助け、キャンペーンポートフォリオの管理を強化します。 戦略的レベルでは、このデータは進歩のペース、予測できる配達予定、依存性、リソースの問題などを示してくれます。 より広範囲なリーダーシップチームの可視性を強化するために、弊社は組織の優先順位との一致を確実にし、リソースギャップを見極め、将来に向けての計画能力を向上させます。
スピーディーな配達
アジャイルの重要な特徴の一つに、個人に求める責任が挙げられます。 誰かと会う約束があればジムに行く可能性が高まるのと同じで、通常のアジャイル会議、タスク追跡、チームへの責任の厳格さが、個人がその責任を果たすように仕向けるのです。 多くのプロジェクトと多くの個人が加算されて行けば、アジャイルが促進する責任感が生産性に大きく影響します。
機能を超えたコラボレーションの向上
アジャイルに転換したことによる最も重要な結果は、その文化的影響です。 多くの組織同様に、CASでは部門や業務チームレベルで緊密は連携を発展させて来ましたが、時にはステークホルダーにより幅広く組織と関わってもらうのに苦労することがあります。 これは、機会を見過ごすリスクや不必要な再業務に繋がりました。
本質的に、アジャイルはステークホルダーをコラボレーションへと駆り立てます。 アジャイルのプロセスでは、最初から重要なステークホルダーを見極めてチームに入ってもらうことになります。 多くの分野で、これにより機能を超えたアジャイルチームが生まれることになりました。 プロジェクトに深く関わっているコンサルタントやマーケティング代理店など、外部のメンバーを入れたチームもあります。
飛びつく前に一言忠告を
はっきりさせておきたいのですが、アジャイルプラクティスの採用はCASのマーケティングに多くの利点をもたらしましたが、常に順風満帆だった訳ではありません。 多くの種類の投資と柔軟性や忍耐も必要でした。 物理的空間のリノベーションからスタッフへのコーチングや開発機会の提供まで、アジャイルを機能させ継続的に弊社のプラクティスを進化させていくには、かなりの変化を管理していく必要がありました。
弊社の経験から学習できる大きな点が一つあるとすれば、当初から組織変革管理(OCM)の理解しておく事の重要性です。 貴組織にOCMのトレーニングを積んだ人材がいなければ、外部のサポートを探す事を考慮してください。 業務構造の大きな変革から発生する人間本来の困難さは、効果的に構成された変革管理プロセスによって緩和することができます。 現在CASには、組織内での変革アジリティー開発を継続的に支える専門のOCMチームがあり、ダイナミックな市場環境に追いついて行けるようになっています。
もう一つの重要な学習点は、特にアジャイルプラクティスを採用したマーケティングのチームに適用することですが、型を破るのを恐れない事です。 本質的に、アジャイルは構成されたアプローチです。 貴組織の状況においても機能させるためには、アジャイルを貴組織のものにすることを恐れてはいけません。 貴組織には、遠隔のチームメンバーはいますか。 なら、デジタルカンバンボードを試してみると良いかもしれません。 プロジェクトの業務には、毎日のスタンドアップ会議は頻繁すぎると感じますか。 なら、週に2回にすればよいのです。 チームをひとつのプロジェクト専任にすることは難しいですか。 なら、使えるリソース共有のアプローチを設計してみればよいのです。
現実には、純粋なアジャイルフレームワークを完璧に採用することは、全てのユニットやプロジェクトには向きません。しかし、ほとんど全てのチームが何らかのアジャイルアプローチから恩恵を受けることができます。 まずプロジェクトのプロセスの可視性を高めて責任を促し、業務を軌道に載せておくために頻繁にチームと連絡を取り合い、プロジェクトの終了時にはスケジューリングを振り返って学習した点を文書化し、成功を祝いましょう。
重要点:顧客により良い価値を提供する
CASは110年間進化とイノベーションを続け、増え続ける科学情報の潮波の先に立ち続け、弊社のコンテンツ、技術、専門知識からユーザーが引き出せる価値を最大化することに努めてまいりました。 アジャイルは、グローバルなイノベーションを促進していく上で、弊社が担う非常に重要な役割を維持していくために、新しいアプローチがいかに役立つかの一例です。
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